HGW アンバー2021
HGW アンバー2021
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9/1収穫のピノグリと9/29収穫のラシュキリースリング(=ヴェルシュリースリング)の2種をブレンドしたワインです。ぶどうは除梗して開放型のタンクで仕込みます。発酵前の5日間は低温浸漬といって、低温の状態で果汁に果皮が漬け込まれるのですが、ワイナリーには冷却装置がないため室温で醸しました。低温で醸すことによって果実味が狙えます。暑い日に収穫された場合、寒い日に収穫された場合より短めに醸されます。発酵前と発酵中を合わせて18日間ほどの醸し期間です。発酵が完了すると、タンニンの抽出を少なくするために優しくプレスします。その24時間後に228ℓのフレンチ古樽(6~10年使用)に移します。ゆっくり時間をかけて放置することによって、滓などの重いものはタンク底に沈殿します。その後、マロラクティック発酵(MLF)が自然に起きます。そのため酸の鋭角さはなく、丸く飲みやすいワインに仕上がっています。翌年9月まで樽熟成させてからボトリングしました。更にしばらくのあいだ蔵元で瓶熟させた、手間暇かけた1本です!
老いも若きにも、大人気なのがこの【ピノグリ】という品種です。「私は好きではありません、むしろ嫌いです」と当主のニック。シャルドネを造ってきた者に言わせれば、ファットでオイリー、酸が乏しく、フェノールが多すぎるのだとか。ニックは続けます。「全く繊細な品種ではありません。私はピノグリからシャルドネのようなワインを造ろうとは思いません。ピノグリはエレガントなスタイルで造られてはじめて、最大の価値が与えられると思います。プレスすればするほどピノグリ特有の厄介なキャラが出てしまうので、できるだけソフトプレスで穏やかに扱って、極力タンニンの抽出を少なくしています」このワインの驚異的なところは、抜栓6週間後でも楽しめるところです。開けたてよりも飲みやすくなります。やや好き嫌いはわかれるかもしれませんが、生産者の個性が表れているユニークなワインです!HGW、あるいはピノグリを知るには最適なワインです。
タイプ:オレンジ
ブドウ品種:ピノグリ75%、ラシュキーリースリング25%
甘辛度:
生産国:スロヴェニア
熟成度:
生産者:HEAPS GOOD WINE COMPANY(ヒープス グッド ワイン カンパニー)
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