ビアンコ・テッレ・シチリアーネ "リテルツァ" 2019

近年のカルカーニョによる実験的なワインの一つ。カリカンテを使用した”オレンジ”ワイン。葡萄はやはりミロのヴォルパリ地 区の畑からのカリカンテを100%使用。9月末に収穫し、ステンレスタンクで5日間のマセレーションを行った後に野生酵母 にて発酵、そのまま6ヶ月間熟成させる。自然な清澄とノンフィルターでの瓶詰め後さらに最低3ヶ月の瓶熟成を経てからリ リース。このワインについては、瓶詰め前の醸造中にSO2は使用しない。マセレーションした白ワインとしても、凝縮感のあ る力強いアロマがエトナの斜面を想起させることを意図したという。いわば「流行りのナチュラルワインを造りたい」というような 短絡的な意図ではないようで、ワインの安定感は全く問題無い。Alc.12%。