シノン・ロゼ 2021

かつてのロワール川の河床であった沖積砂と砂利土壌に植えられた複数区画で10haになるロゼ専用のカベルネ・フランを 使用し、収穫は基本的に最も早い区画。通常はその次に収穫される赤レ・ガリューシュよりも糖度は1度ほど低い。ワイン にフレッシュさを与えるため2/3はダイレクトプレスで、1/3はセニエで仕立てる。直接圧搾では最小限の圧力のみで酸化を 避けながら、最初と最後の果汁は使用せず真ん中の果汁のみを使用。デブルバージュを丁寧に行いアロマを損なう固形 物を取り除く。15-17°Cに保たれたタンク内にて野生酵母のみでアルコール発酵を行い、低温を維持することによりMLF を回避、約5ヶ月間シュールリーで熟成。軽くろ過した後に翌年3月に瓶詰め。フランのほろ苦さがアクセントになっている 非常に繊細なロゼ。Alc.13%。